コロナ禍でのストレス管理

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ストレス管理の基本は「受けるストレスを減らすこと」と「受けたストレスは発散すること」です。

しかし、新型コロナウイルス感染症の流行による社会の変化により、私たちが普段の生活の中で受けるストレスは増し、逆にストレスを発散する機会は外出制限などにより減っています。

ストレスが蓄積していくと、不眠やイライラ、食欲低下、気分の落ち込みなどの症状がでてきたります。疾患としては、適応障害や不安障害、うつ病などが発症しやすくなることが予想されます。

これから

コロナ禍でこれまでの日常や社会が大きく変わりました。もちろん元通りに戻ればそれもいいのかもしませんが、おそらく、しばらくは流行が続き、仮に感染拡大がほぼ抑制されたとしても「元通りの社会」には戻らないのはないのでしょうか。考えてみると、確かにコロナ禍で変化は加速しましたが、元々社会というものは流動的で常に変化してきたようです。

でも、コロナ禍で変わってしまった日常が徐々に日常になっているのも実感できます。私は外出時にマスクをすることが習慣化してきて、あまり意識しないでマスクができるようになり、「マスクをつける」というストレスは減っています。このように変わった日常が新しい日常になっていくにつれて受けるストレスも徐々に減っていくはずです。社会も人も昔からこのように適応を繰り返してきたのです。

また、感染症対策をしながらもできる新しい楽しみ(読書、映画鑑賞、散歩、写真、釣りなど)を探したり、テレビ電話などを利用しての友人などとの交流を維持するなど、受けたストレスを発散する機会を積極的に作っていくことも大事ですね。

コロナの早い終息は期待しつつ、うまく適応して、コロナによる影響が長引いても負けないように精神的な免疫は高めておきましょう。

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