うつ病

うつ病患者のイラスト

抑うつ気分、何もやる気がしない(意欲低下)、何をしても楽しめない(喜びの喪失)、眠れない(不眠)、食欲がない(食欲低下)、イライラ(焦燥感)、疲労感、無価値観など多彩な心身の症状が、ほぼ毎日、少なくとも2週間以上持続するのが特徴です。

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躁うつ病・双極性感情障害

躁うつ病・双極性障害の患者

気分や活動性が低下するうつ病相と極端に上がってしまう躁病相の2極があります。うつ病相の時は単極うつ病とは識別困難であり、うつ病と診断されている患者の10%以上は診断未確定の躁うつ病だと言われています。躁病相では、普段よりもおしゃべり(多弁)、たくさん買い物をする(乱費)、寝なくても元気(睡眠時間の短縮)、上機嫌もしくは怒りっぽい(易怒)などの症状を認めます。薬物療法もうつ病とは異なります。

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統合失調症

統合失調症の患者

およそ100人に一人、10代から30代に発症することが多い精神病性の疾患です。本人にしか聞こえない声で馬鹿にされる(幻聴)、勝手に周囲から虐げられていると思い込む(被害妄想)などを頻繁に認めます。また、人づきあいが悪くなり部屋にこもりがりになったりもします。本人は自分の状態に気づけないことも多いので、周囲が異変に気付き受診につなげてあげることも大切です。

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適応障害

ストレス障害の患者

クラス替えや転職、親しい人との別れなど環境の変化など明らかな状況因があり、そのストレスから不眠や不安感、気分の落ち込みなどの症状を呈する疾患です。非常によくみられる疾患です。

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不安障害(パニック障害、社交不安障害、全般性不安障害)

パニック障害・不安障害の患者

パニック障害は突然生じる胸の痛みや呼吸苦、発汗、不安感、気が遠くなる感じなどを呈するパニック発作を繰り返すことが特徴的です。

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社交不安障害は人前での発表やグループ活動などの社交場面で過剰な緊張感から動悸や震え、発汗、下痢など身体症状が出現するのが特徴です。

>社交不安障害についてもっと読む

全般性不安障害では日常生活のほとんどあらゆることに持続的に不安を抱くことが特徴です。

>全般性不安障害についてもっと読む

強迫性障害

強迫性障害のイラスト

自分でも不合理と思える不安や思考(強迫観念)が繰り返し起こり,それをしないと不安なため,本当はしたくないと思いつつも,儀式的な行動(強迫行為)を繰り返すことが特徴です。

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睡眠障害

不眠症の患者

不眠は寝つきに時間がかかる入眠困難、途中で目覚めてしまう中途覚醒、朝早く目が覚めてしまう早朝覚醒などに分類されます。特定の原因がない睡眠障害のほか、うつ病など他の多くの精神疾患でも睡眠障害は認めます。

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解離性障害

解離性障害の患者

強い心理的ストレスを背景に一時的な記憶の欠損が生じたり(解離性健忘)、別の人格が生じたりする解離性障害と、声が出せない(失声)、足が動かなくなるといった身体に症状がでる転換性障害の2つがあります。

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認知症

認知症の患者

アルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症には認知症の進行を抑える抗認知症薬があります。また、怒りっぽさや幻覚、妄想、拒否などの介護者が困る周辺症状にも薬物療法で対処します。

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発達障害(ASD、ADHD)

発達障害・自閉症の患者

発達障害にはコミュニケーションの障害が主体の自閉症スペクトラム障害(ASD)や不注意や多動などが目立つ注意欠陥・多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)などが含まれます。こういった障害の特性があることで、職場などで周囲の人となじみづらかったり、仕事を効率よく行うことができないなど障害となり普段のストレスが健常者に比べて多くなりやすいです。検査を行い診断をつけることで本人に適した環境で働くことにつながったり、自分の特性を知っただけで生きやすくなったとうい方もいらっしゃいます。

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