睡眠障害とは

不眠は寝つきに時間がかかる入眠困難や途中で目覚めてしまう中途覚醒、途中で目が覚めてから再び寝付けない再入眠困難、時間的には十分寝ているのに熟眠感を得られないなどの症状を認めます。

病気でなくても加齢とともに睡眠の質は低下し、時間も短縮します。

また、眠れない背景にうつ病やレストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)、周期性四肢運動障害などが隠れていることがあるので注意が必要です。

レストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)は布団に入り寝ようとしたときに足がむずむずしてきて寝つきが悪くなります。足のむずむずした違和感は足を動かすと軽減するのが特徴です。

周期性四肢運動障害はレストレスレッグス症候群に合併しやすいのですが、足がぴくぴくと動くために寝付きが悪くなります。

純粋な不眠の治療は、まずは生活の中で眠れなくなる原因となる習慣がないかを確認し、ある場合はそれを改善します。

それでも不眠が改善しないときは、睡眠薬で対処的に治療します。

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参考文献
今日の精神疾患治療指針 第1版 医学書院
カプラン 臨床精神医学テキスト 第3版 MEDSi

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